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本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

のりぴー10日間の勾留決定/取り調べはどのように行われているか

 昨日の検察庁への送検を受け、本日の報道では酒井法子容疑者に対してとりあえず10日間の勾留決定がでた、との報道がなされている。

 勾留期間は最大20日間と決められているのでこの10日間というのは特に意味をなさないが、先にも書いたように10日もあれば調べは終わり、保釈する腹づもりが検察にもあるのかもしれない。

 では取り調べとはどのように行われるかざっと書いてみよう。

 その前に、あちこちのネットで、のりぴーは留置場に入るにあたって全裸で調べられたのか、という話題があったが、これは恐らくその通りだ。

 正確に言うと、留置場段階では傷害などの暴力事件や薬物事件の被疑者以外は、お尻の穴を見せるほどの検査はされない。(私もされなかった)全員が徹底的な検査を受けるのは起訴後、拘置所に入所する際だ

 暴力事件や薬物の被疑者は凶器や薬物を体内に隠し持っている危険性があるため、念入りな身体検査が必要なのだ。特に女性の場合は、膣内に覚醒剤と注射器を隠し持って留置場内で打ったという信じられない事件もあったため、検査に時間をかけるという。もちろん女性警官が行う。

 さて取り調べだが、事件のレベルによっても違うが、今回は被疑者は大物だが事件自体は初級レベルのものなので、恐らく被疑者(のりぴー)に対して取り調べ担当の刑事が一人、そして記録担当または補佐として女性刑事が一人入っているだろう。簡単な事件なので、もしかすると刑事は一人だけかも知れない。

 昔はもちろん手書きだったが、現在は質問する刑事がノートパソコンと簡易プリンタを部屋に持ち込み、被疑者のしゃべったことを自供形式(わたし、酒井法子は何年何月どこでどのようなことをしました、のように)にして調書を作っていく。殆どの事件の場合すでに雛形があって、被疑者の話をそこにおとしこんで作るので意外に早い。

 今回のような覚醒剤や薬物事件の場合、被害者がいないので調書作成は簡単。被疑者がいつどこで覚醒剤を使用し、誰から購入したか、量や金額、受け渡しの場所、共犯などを尋ね、それを裏付けする形で捜査で判明した証拠類を記入していく。警察署にもよるが、取り調べの間は喫煙を認めているところもあるし、お茶くらいはでる。

 被害者がいる場合はその証言を記入し、さらにその裏付けも取らなければならないので数倍の時間がかかるが、今回のような薬物使用だけならば、目の前の被疑者の言い分が証明できれば良いので比較的簡単なのだ。

 とはいえある程度話を聞いたところで調書を書き、プリントアウトして本人が間違いないと承諾すれば押捺とサインをさせ、更にまた書いてはまた承諾を求める、という地道な作業の繰り返しなので、一回の取り調べに2〜3時間はかかる。こうして出来上がったものを検察庁に送る。

 検事はこの警察官面前調書を元に、最初からもう一度、調書に間違いがないか話を聞き、検事の疑問などを尋ね、今度は検察官面前調書を作成する。文書の形式は同じような自白形式だが、裁判で使用するのはこちらである。これも何回かに分けて押捺、サインをさせられて作成する。そしてこの調書をもとに、検察内部で会議を開き、起訴または不起訴を決定するのだ。

 ちなみに警察の取調室は大抵狭くて薄汚い部屋だが、検事の部屋は地検ビル上層階の20畳くらいはあろうかという掃除も手入れも行き届いた部屋で、検事は背もたれのある大きな椅子にどっかと座り、その横で事務官がパソコンで調書を打つ。対する被疑者はその前のパイプ椅子に座らされ、その間手錠は外されるものの窮屈な姿勢で長時間質問されるのだからかなり疲労する。もちろんその間お茶などは一切でない。

 昨日は送検ということでのりぴーを乗せた車がガンガン写っていたが、なんのことはない、検事の取り調べは東京地検で行われるので、これからしばらくの間彼女を乗せた車が湾岸署と地検を行ったり来たりする。そこで毎回大騒ぎをされても迷惑なので、一番最初は「セレモニー」として出発風景をマスコミに撮らせている、ということなのだ。

 今日のスポーツ紙などでは、尿検査で反応が出なかったため、早くも彼女は不起訴処分の可能性があると書き始めたところがあった。
一般人ならその可能性が高いが、これだけ大騒ぎになってはたしてどうよ、という気もするが、ここ数日の間に新しい事実が出てくるのかどうか、注目していきたい。