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本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

介護殺人未遂事件で画期的判決が出た

 午前中に書いた山口地裁での介護殺人未遂事件で、本日午後判決が出た。(以下朝日新聞より)
http://www.asahi.com/national/update/0909/SEB200909090005.html

 『介護問題が絡む殺人未遂事件を対象に 山口地裁で開かれた裁判員裁判で、向野剛(むくの・つよし)裁判長は9日、無職岩崎政司(まさし)被告(63)= 山口県周南市=に対し、裁判員6人と裁判官3人が話し合って決めた懲役3年執行猶予4年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。猶予期間中の保護観察も付けた。



 岩崎被告は今年5月15日午前2時10分ごろ、自宅の寝室で妻(60)の首を包丁で1回刺し、10日間のけがをさせたとして起訴されていた。



 岩崎被告は約13年にわたり1人で妻の介護を続け、妻を刺したあと自殺を図ったが死にきれず、110番通報した。検察側は「同情の余地もあるが、介護サービスを受けることで負担は軽減できた」と指摘。弁護側は「被害者は被告が刑務所へ行くことを望んでいない」と訴え、「懲役3年執行猶予4年が相当」と主張していた。(引用ここまで) 』





 もしかして、と期待してはいたが、これは非常に画期的な判決がでたものだと思う。まさしく裁判員制度導入のプラス面である、正常な市民感覚が反映された判決になったとのではないか。それでも私は総合的にみてまだこの制度には反対なのだが、これはこれで素直に拍手を送りたい。



 今までの裁判だと、こうした事案は殆ど実刑判決が下されてきた。判決の結果懲役に服し、そのままム所で亡くなる老人も多い。しかしこの事件は、13年間も妻の面倒を見続け疲れ切った後に起こしてしまっただけに、周囲の強力があれば被告はきちんと社会復帰が出来るだろうし、そうするべきだと私は感じていた。



 それにしてもこのような事件報道に遭遇するたびに、この国の福祉体制の貧しさに憤りを感じる。政権が変って少しでもこの現状が改善されることを切に願う。



 ところで、現在の処まだ検察と弁護側がガチンコ対決するような裁判が裁判員制度のもとで行われていない。その時にこそこの制度の負の側面が初めて満天下に晒されるのではないか、と思っているのだが・・・
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