本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

のりぴー追起訴 加熱報道は選挙に影響を与えたか?

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 結局のりぴーは覚醒剤使用でも起訴され、一連の捜査もこれで終了。もうそろそろ保釈請求があってもいいころだが、本人が「今出ても騒がれるから」と自粛している(いつ出ても同じだとは思うが)という噂や、検察が保釈阻止に動くだろうという観測もあって、未だに実現していない。ちなみに保釈金は1000万という話も出ていて、このような事件では異例の高額だ。

 通常このレベルの事件ではもう保釈されてもおかしくはないが、旦那も保釈されたら公判開始までに口裏合わせをされてもイカン、ということで検察としては出来るだけ引っ張りたいのだろう。どちらにせよほぼ執行猶予にしかならない(実刑はない)のだから同じような気もするが、公判中に証言をひっくり返されたら大騒ぎになるので慎重になっているのかもしれない。

 ところでこののりぴー報道が民主党の大勝に水を差したのではないかという報道があった。
http://www.asahi.com/culture/update/0911/TKY200909110186.html

 ようするにワイドショーや民放の報道番組がのりぴー報道に明け暮れたおかげで選挙報道量が激減し、本来民主に流れるはずだった視聴者の票が減ったのでは、という推測だ。

 私はこの指摘には懐疑的だ。確かに逮捕の4日から10日間程度はのりぴーネタ一色だったが、選挙にもっとも関心の集まる直前一週間はすでに下火(逮捕されているからたいしたネタが殆どなかった)になっていたし、週刊誌なども選挙直前号での特集は選挙予想に戻っていた。また今回の選挙は早くから明らかに「政権交代」が目的と国民に幅広く認識されていたので、のりぴー報道が「争点隠し」になったとも考えられない。

 たしかに逮捕直後のマスコミの加熱ぶりもすごかったのでそう考える人々がいても不思議ではないが、それでも自民はめでたく壊滅的打撃を受けたのだから、結果的に見れば今夏の「政権交代」はのりぴー騒ぎにも動じないほど強烈だった、といえるのではないか。
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自民崩壊の300日

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