読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

大阪個室ビデオ放火事件 被告の精神鑑定が必要ではないか

先月からまぐまぐの有料メルマガhttp://www.mag2.com/)の配信を始めてみました。(上記リンクから「本間龍のメルマガ」とインプットして頂ければ専用画面に飛びます)
原則として毎週月・木配信ですが、大きな事件や裁判のニュースがあればその都度配信します。内容は多少重複するところもでますが、今後こちらの日記の方は刑務所関連の資料的な役割を大きくし、メルマガで時事的なニュースを扱っていくように役割分担していく予定です。最初の一ヶ月は無料ですので、とりあえず内容を吟味いただいて、面白くなければ解約頂けます。
料金は一ヶ月500円(税込み525円)ですので、併せてお読み頂ければ幸いです。
(最新号は、JR西日本福知山線事故調査委癒着問題を扱っています)


ポチッと一押しお願い致します!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

何度かご紹介しているが、産経msn(http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090928/trl0909281229002-n1.htm)の同事件詳報が大変興味深い。昨日第4回目の公判が行われたが、検察・弁護士の質問に答える被告の言葉はますます混迷の度が深まった来たように感じた。



 量が膨大なので詳しくはリンクをご覧いただきたいが、私が注目したのは以下のくだり。





弁護人から小川和弘被告に対する質問が続いている》



 弁護人「あなたが言ったことは」



 被告「『部屋でたばこをすって寝てもうた』と言いました。にらみつけられて、『やったんお前やろ、お前しかおらんねん、認めんか、認めんか』との繰り返しが続きました」



 弁護人「どうしましたか」



 被告「『すいません』と言って、ぼくが火をつけたと認めさせられました」



 弁護人「机をたたいたりされてどう思いましたか」



 被告「怖いというのが第一印象です。殺されるんちゃうかなという勢いでした。その時に限って眠たくなっていて、寝かしてほしいからすぐさま認めました」



 弁護人「最後に出てきた刑事に本当のことを言おうとは思わなかったのですか」



 被告「取り調べの時は優しかったけど、第一印象は1番怖かったですから。火をつけてないとはたぶん言っていないと思います。言っても無駄と思いました」

(中略)



弁護人「検事からそういう意向が示されたのですか」



 被告「結局、取り調べっていうのは自分がやっていないと言ったら、にらみつけられたまま話が前に進まない状況やったんです。丸め込まれたっていうか、言わされたっていうか、眠たかったから認めたっていうか



 弁護人「調べが進むように話したってことなの」



 被告「それくらいしか、巻き込む意思もないと言っているのにそういう供述は出てこないと思います。調子こきのとこあるから、そういう風にしたら何とかしてくれるんちゃうかとか、事件の深さや怖さを甘く考えてたって言うんですか

(以上引用終わり)



 前回も指摘したが、ここから浮かんでくるのは被告が相当な小心者であり、更に人と話しているうちに、意識的なのか無意識なのか、相手に話を合わせてしまう人種だと云うことだ



 むろん、取り調べのきつさに眠気を覚えていい加減に答えたというのは一般人には分からないだろうが、経験者には理解できる。何人も死んでいるのだから刑事達の締め付けも半端じゃなかったに違いない。そのプレッシャーの凄さは体験した者にしかわからないだろう。



 そういう観点から「無理矢理云わされた」という冤罪事件は数多くある。ただ、この被告の言葉の軽さはちょっと度を超していると思う。「調子こきのところがあるから」放火を認めてしまうという論法は、すくなくとも常人には理解しがたい。

 

 実は足利事件の菅谷さんには精神鑑定がされていて、健常者との境界域にある人だという事実がある。警察はそれを承知で彼を責めつけ、無理矢理自白させたのだ。



 しかしながら今は時代が違う。今は冤罪を生む怖さを捜査側も十分承知しているだろうから、菅谷さんの頃のような手法はもう取れないだろう。それなのにこの被告があっさりと自供してしまったのはナゼか。これは彼の精神状態によるものなのではないか。被告に対する精密な精神鑑定が必要だと感じた。



 ただもちろん、例えば精神鑑定によって被告の「虚言癖」が明らかになったとしても、今回彼が放火をしたのかどうかまでは判明しない。検察側は起訴前に責任能力を証明するために簡易精神鑑定を行っているが、審理を尽くすためにも、精密な鑑定が必要になってきたのではないだろうか。
ポチッと一押しお願い致します!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村