本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

中川昭一元財務相は自殺?(続報あり)

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 先程自民党の中川元財務省の死亡ニューズが速報で流れた。



 自宅のベッドでうつぶせで発見されたとのことで、まだどこのメディアも自殺とはいっていないが、これはどうみてもその可能性が大きい。となると父の中川一郎代議士と同じになってしまうわけで、いやはやなんとも暗い話が飛び込んできたものだ。

 

 ただ、もし自殺だとすると父の一郎氏との差が大きすぎる。一郎氏は当時の自民党石原慎太郎渡辺美智雄らと自民党改革を目指し、権力闘争のさ中で破れての自殺だといわれた。



 対するに今回の昭一氏は、権力闘争と何ら関係なく、まさに自ら墓穴を掘って代議士の身分を失ってのことだから、急病だったとしても同情の余地はない。

 

 もともと彼の深酒癖はマスコミで有名だった。世界に恥をさらしたG7での酩酊会見よりもずっと以前からであり、それがずっと見逃されてきたのはまさに自民党が永遠の「政権与党」であったからだ。マスコミの連中は皆知っている。あのもうろう会見以前にも、宮中晩餐会での悪酔いや国会答弁での26箇所読み間違いなど、枚挙にいとまがない。



 先程彼のHPを初めて読んだが、彼自身の最後のメッセージ(9月14日付)には選挙に協力してくれた人々への感謝が綴られ、最後に『私は今後新たに決意を持って進んでいきます。発信していきます。「日本が危ない」から。』と結ばれている。



 一体この人は何をやりたかったのだろう。父も叔父も代議士という家系、父親の地盤を継いで(鈴木宗男との争いはあったが)永遠与党(と思われた)自民の中で重要ポストを歴任した。はたからみればどうみても、恵まれたおうちのおぼっちゃまだ。東大卒の彼の能力が最大に試されるのは、まさに今の逆境の中でではなかったか。



 中川氏の財政運営を高く評価する声も確かにある。しかしあの酩酊癖の多くを知っている者からすれば、どこまでが官僚の能力で、どこからが彼自身の実力であったかは定かに評価できない。



 「日本が危ない」と政治家らしい危機感を叫んだにしては、誠に残念な最期だった。野党に転落してからの今こそ、

的確な財政提案をして自らの能力と存在価値を堂々と主張して欲しかった。官僚が離れ、それも出来なくなったと自覚したのだろうか。



いろいろな見方があるだろうが、私には、この彼の死が、逆境を跳ね返す意志も力も失った断末魔の自民党象徴しているように映った。合掌。



 
<続報>
 結局中川氏の死因は行政解剖でもわからず、22時現在でも「死因不詳」と伝えられているが、こんなことがあるのだろうか。
仮にも一国の元大臣関係者である。その辺の行き倒れ者が受けるような粗末な検査ではなく、きちんとした検査が行われたはずだ。
それなのに「わからない」などと間抜けな結果などありえるのだろうか。これは遺族に対する配慮を優先させ、自殺という結果を隠蔽したいのではないかと感じてしまう。
 中川氏はここ数日体調が優れず、睡眠薬を使用していたという。常習者でない者が睡眠薬を飲んで死んでしまうなら、その処方が問題と云うことになり、医師の責任が問われる事態になってくる。ベッドに吐瀉物があったというが、睡眠薬の多量摂取があれば行政解剖で簡単にわかるはずであり、それがないというのが解せない。病理検査をするというが、そもそも死因は行政解剖でだいたいの検討がつくはずだ。警察はきちんと本当のことを発表すべきではないか。