本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

足利事件 刑事補償6395日分を請求

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そろそろかな、と思っていたが、遂に足利事件の刑事補償費が請求される。以下、産経新聞から。

足利事件 菅家さん刑事補償22日に請求1日1000〜1万2500円の6395日分>
産経新聞 9月8日(水)11時38分配信

 平成2年に栃木県足利市で女児が殺害された「足利事件」で、無罪が確定した菅家利和さん(63)は8日、刑事補償法に基づく菅家さんの刑事補償を宇都宮地裁へ請求する方針を明らかにした。弁護団と調整し、22日に請求手続きを行う。また、裁判にかかった訴訟費用を求める費用補償も請求する方針だ。

 刑事裁判や再審で無罪が確定した場合、刑事補償法により、逮捕後の拘置や服役の期間に応じて国に補償を請求できる。補償額は1日当たり1千〜1万2500円の範囲になる。

 菅家さんの場合は、逮捕された平成3年12月2日から、再審請求即時抗告審でDNA型の不一致が判明して釈放された21年6月4日までの6395日が補償対象になるとみられる。
(記事ここまで)


 それにしても6395日分である。
あまりに途方もなくて想像も出来ないが、完全な冤罪で苦しみも長期に渡っているので、1日1万円以下と言うことはありえないから、少なくとも6千万以上、満額なら7900万円という巨額だ。

 もちろん、いくら巨額をもらっても失われた17年は戻らないが、菅谷さんには、そのお金でどうか落ち着いた老後を過ごして頂ければと思う。もっともこういうことが満天下に公表されてしまうと、親戚面した連中がいきなり現れて来て、厭な話がまたぞろ出てくるのが常なのだが・・・

 そしてこの金額は当然、全て税金である。
菅谷さんに支払うのはいいとして、彼を冤罪にしなければこの金は発生しなかったのだから、当時彼の訴追に関連した警察・検察・裁判所の連中から、少しでも回収出来ないものか。どうせ嫌がらせにしかならないのは百も承知で、カンパや退職金の一部返納を迫る手紙でも送ってやったらどうなのだろう?

足利事件(冤罪を証明した一冊のこの本) (講談社文庫)

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訊問の罠  ――足利事件の真実 (角川oneテーマ21)

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