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本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

毎日新聞 追跡・累犯(2)


マスコミ・映像関係者の皆様
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 昨日の毎日新聞ルポが本日も載っていた。今日は島根あさひ社会復帰促進センター」についてだ。


<追跡・累犯:刑務所の中で/中>
 障害者らに手厚いリハビリ 社会復帰の意欲高める
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101202ddm041040074000c.html

 「太ももを左右交互に上げましょう。イチ、ニイ、サン……」

 理学療法士の女性の掛け声に合わせて、淡いグリーンの作業着を身に着けた男性16人が体を揺らしていた。白髪が目立つ高齢者ばかり。一見、老人ホームのようだが、参加者はさまざまな罪を犯した受刑者だ。

 08年10月に開所した「島根あさひ社会復帰促進センター」(島根県浜田市)は官民共同で運営するPFI方式の刑務所。比較的刑期が短く、刑事施設に初めて入る者を収容する。リハビリが必要な高齢者や身体障害者、社会適応訓練が必要な心の病気や知的障害がある人向けの特別プログラムもある。定員はそれぞれ100人と90人。


職業訓練で神楽面作りに取り組む受刑者=島根県浜田市の島根あさひ社会復帰促進センターで=銭場裕司撮影
 記者が見た体操は、高齢者らを対象とするプログラムだ。こうしたリハビリが週3回、レクリエーションなどによる作業療法が週4回ある。60代の受刑者は「入所前より元気になった」と穏やかな笑顔を見せる。男性刑務官は「(受刑中に)認知症などが進まないことが大切です」と解説した。

 一方、知的障害者らは、職業訓練として地元の伝統芸能である神楽のお面作りに取り組んでいた。持続して作業する力を育てたり、達成感が得やすい効果があり、地元の福祉施設でも同様のお面作りをしているという。

 作業の合間には、集団精神療法が行われた。この日は6人が雑誌などから気に入った写真やイラストを切り抜くコラージュ作りに挑戦した。時計やカバンの写真を張った男性が「タイトルは『僕の欲しいもの』。お母さんにあげたいものも張りました」と発表すると全員が拍手を送った。緊張が高まると心や体の力が抜けないことも多いため、リラックスしながら互いの価値観を学んでいくという。

 うつ病だった40代の元公務員の男性は「別の刑務所から移ってきたが対応には雲泥の差がある。ここは診察も多く、ありがたい」と打ち明ける。病気が原因で離婚し、その孤独感から万引きをしたというが、現在は「社会復帰の気持ちが強まっている」と話した。

 島根あさひでの手厚い取り組みは、すべて受刑者の更生を助けるためだ。だが、取材に応じたセンターの小野和典調査官や多くの刑務官は異口同音に「彼らが1人で生きていくのは厳しい」と出所した後の不安を漏らす。社会復帰を支援する社会福祉士の女性職員(42)は言う。「(出所の際に)福祉制度や施設とつながらないと難しい人は相当いる。再犯させないためにはかなり手を掛けないと」【銭場裕司】
(転載ここまで)


 社会福祉士の配置は現在、全ての刑務所で進んでいるが、いかんせん収容者の数に対して1人や2人だから、とてもではないが手がまわらない。そしてどこでも共通の悩みだが、いくらここで職業訓練をしても、出所の際に就業に繋がらなければ、残念ながら殆ど立たないのだ。

 ここに日本の再犯防止行政のはっきりした限界がある。行政がいくら自前の施設内で訓練をしようと、就業できなければ全くの無駄に終わるのだ。

 欧州先進国では、イギリスやドイツなどでは、就業訓練を受けた受刑者の就職を保証する制度さえあるのに対し、日本にはそれがないのだ。では一体どうすればいいのだろうか?明日の毎日のルポをまたお知らせして、この問題について深く考えてみたい。

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