本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

福島県知事選挙と過去を知ること

昨日は福島県知事選挙だった。

この選挙は原発事故後初の知事選と言うことで国内のみならず世界的な注目を集めていたのに、自民党が勝ち馬に乗っかろうと当初否定していた内堀候補に相乗りしたため、どっちらけ。選挙をする前から結果が見えている形になってしまった。

それにしても、内堀氏は除染と観光誘致で福島の復興と言っているから、避難や様々な健康被害の実態把握や予防はしないだろう。そこはもっと争点になるべきだったが、福島民報と民友がまたも県庁の太鼓持ちとなって争点をぼかしたので、結局はただの「県政信任選挙」となった。

10月26日と言えば、311以前は原子力ムラがいつも大騒ぎしていた「原子力の日」。毎年、新聞や雑誌に下のような広告をバンバン掲載していた。国も県も電力会社も皆グルになって県民を騙していたのだ。県民(特に原発誘致とは関係ない若年層)こそもっとこの事実を知るべきだし、もっと怒るべきだ。

そこで素朴な疑問なのだが、ここまで40年以上も自分たちを騙してきた県庁や政治家(知事や県議会議員)をなぜいまだに信用するのだろう?内堀氏なんてその代表格のような存在ではないか。

騙されてきたという自覚がないのか、それとも仕方ないと思っているのか、はたまた今の食い扶持を与えてくれるのなら誰でもいいと思っているのか。福島県民をひとくくりに評価するのは本意ではないけれど、非常に残念な結果だったと思う。

 

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