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本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

「新失業給付金」のばかばかしさ

 ハローワークが指定する職業訓練の受講を条件に、失業保険の受給期間が終了してしまった人、様々な理由でもらえない人に給付金を支給する、新たな制度が始まったというのでハローワークに連絡してみた。

 制度は、世帯年収が300万円以下など一定の条件を満たす人が対象で単身者は月10万円、扶養家族がいる人は月12万円を、最長で2年間受け取ることが できるという。もし事実なら大変助かる制度ではないか。いよいよ日本も欧米諸国並みの失業対策が実施されるのか、とちょっと期待していた。

 ところが(当然ながら)これは世の中の実情を知らない官僚どもお得意の、何の役にもたたないトンデモ制度だった。

 とにかくひどいのは、失業者は明日にでも再就職先、またはお金が必要なのに、この「ハローワークが指定する職業訓練校」の試験に受かって入学が正式決定してからでないとびた一文カネはもらえないことだ明日のカネに困っている人間に、数ヶ月先の入試の準備をせよというのは一体どういう了見なのだろう?

 それでも、入学試験が頻繁に実施されるのならまだ話は分かるが、カリキュラムに会わせて入試も年数回しかない。ようするにたとえば9月の入試に間に合わなければ、次は3〜6ヶ月先まで待たなければならないという。なんだこりゃ?失業者(私を含む)は明日あさっての心配をしているのに、受かるかどうかもわからない入試を待て、というのか?しかも待ったからといって入試に受からなければ給付金は支給されない。合格を信じて待てる失業者が一体どれだけいるというのだ?

 よくもこれだけ失業者を馬鹿にした制度を考えついたものだ。私は空いた口がふさがらず、ハローワークの担当に
ぶっちゃけこの制度って凄く使いにくくない?」と尋ねたところ、
「私どもの立場からは何とも云いにくいが、使いにくいのは確かですね。制度は今月から始まりましたが、申請はまだ2件しかありません。しかも受験に落ちれば申請が却下される可能性もあります」との気の毒そうな返事が戻ってきた。

 ハローワーク職員でさえ認めるこのトンデモ制度、これは失業者に対する国の嫌がらせなのか?国はこの新たな制度に数百億の新たな財源を用意したらしいが、結局これで潤うのは指定された職業訓練校だけではないか。これ一つをとっても、自民党と官僚たちがいかに失業者をなめくさっているかがよくわかるというものだ。今度の総選挙で、自民党は絶対に下野させなければならない。

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