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本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

民主大勝で司法行政に変化はあるか

 昨日の選挙では民主党が大勝し、遂に戦後延々と続いてきた自民党が下野することになった。フランスのルモンド紙が「革命が起きた」と書いたらしいが、まさしく明治維新に匹敵する、しかも完全無血革命が達成された訳で、これは民主主義国として実に素晴らしい結果であると思う。

 自民党に戦後の日本を経済大国に押し上げた功績があることは確かだが、いかんせんあまりにも長く権力を握り続けて堕落しすぎた。
世襲議員政治屋が4割近くに達し、特権にあぐらをかき、仕事も地元への利益誘導だけで作業は全て官僚丸投げ。目先の利益獲得だけに血道をあげて、この大不況に緊張感のかけらもない連中ばかりとあっては、国民をなめきっていると思われても仕方ないだろう。

 もともと利権だけでまとまっていた自民には野党経験が殆ど無いから、金欠による党勢の衰退は止められず、下手をすると分裂して胡散霧消してしまうのではないか。今まで全ての国会作業を官僚に丸投げしてきたから、自分たちで政策立案などする能力も気概もない。官僚は政権党しか相手にしないから、これからは国会論争にも苦労するだろう。野党の悲哀を味わうのはこれからだ。

 国民各人の新政権に対する期待は千差万別だろうが、私は今回の民主党政権によって司法行政に変化が生まれることを期待している

 民主党は国民の意見をきちんと吸い上げることを標榜しているから、これまで無視されてきた司法上の数々の理不尽さが徐々に解決されるのではないかと思うのだ。

 たとえば、足利事件に代表される冤罪の発生を防ぐための取り調べ可視化・録音を民主は支持している。政権党がきちんと推し進めれば、長年遅々として進まなかったこの課題が遂に実現する可能性が高いのだ。

 また、アメリカではすでに実施されている過去のDNA鑑定の再検査実施も法制化される可能性がある。これは全ての冤罪事件の再調査という流れにつながり、冤罪を発生させたメカニズムの徹底解明に繋がっていく。警察・検察・裁判所が三位一体となって隠してきたパンドラの箱が遂に開くときが来たのだ。
 民主党は経験不足だなんだといちゃもんをつける輩はいっぱいいるが、年金問題一つにしても、民主が国会で追及しなければ恐らく未だに国民は真相を知らないままだったろう。

 ようするに、冤罪にせよ核持ち込み密約にせよ、自民党の長期政権のもとで隠されていた、あらゆる政・官・行の分野の恐ろしい秘密が、これから堰を切ったようにあふれ出てくる可能性が発生したのだ。
 もちろん、そうなるかどうかはまだ分からない。ただ、自民政権のままでは十年一日変わらなかった物事が白日の下にさらされる可能性が生まれただけでも、大変素晴らしいことだ。この芽を摘まないように、これからは民主政権の動きをきちんとウオッチしていきたいと思う。