菅谷さん取り調べ録音、弁護側に開示へ
先週からまぐまぐの有料メルマガ(http://www.mag2.com/)の配信を始めてみました。
(上記リンクから「本間龍のメルマガ」とインプットして頂ければ専用画面に飛びます)
原則として毎週月・木ほ配信ですが、大きな事件や裁判のニュースがあればその都度配信します。内容は多少重複するところもでますが、今後こちらの日記の方は刑務所関連の資料的な役割を大きくし、メルマガで時事的なニュースを扱っていくように役割分担していく予定です。最初の一ヶ月は無料ですので、とりあえず内容を吟味いただいて、面白くなければ解約頂けます。
料金は一ヶ月500円(税込み525円)ですので、併せてお読み頂ければ幸いです。
http://www.asahi.com/national/update/0914/TKY200909140405.html
足利事件の菅谷さんを別件起訴した際に録っていた録音テープが弁護団に開示されることになった。裁判所が非常に強い開示姿勢を示したため、それまで隠し通そうとしてきた検察側が仕方なく折れた模様だ。
だからといってそれが法廷での公開に繋がるかというとさにあらず、検察はずうずうしくも「マスコミへの公表といった証拠の目的外使用をしないこと」などと偉そうに条件を付けてきたというのだが、こんなふざけた理屈は一蹴すべきだ。
そもそも足利事件の検察側立証の2本柱がDNA鑑定と自白であり、別件とはいえ全く同時期に録音されたこのテープは、当時の警察・検察側の取り調べの様子を知るために必須のアイテムである。それをこそこそと「弁護団だけに開示する」とは余程やましいことがあるに違いない。
だいたい、開示された弁護団と菅谷さんがそのことを黙っているとでも思っているのだろうか。これだけ注目が集まっているのに弁護団がそんなことをするはずもないし、もしそう考えているとしたら能力的に相当問題がある。いずれ情報は漏れるのだからさっさと公開すべきだ。
そして更に、当時の取り調べを担当した刑事・検事を尋問するのも当然の流れだ。証言台に立った彼らに言い逃れをさせないためにも、テープの公開は必要最低条件なのだと思う。
にほんブログ村
- 作者: 菅家利和,佐藤博史
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/08/27
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
- 作者: 菅家利和
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/08/20
- メディア: 単行本
- クリック: 66回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
- 作者: 小林篤
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2001/01
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 313回
- この商品を含むブログ (15件) を見る