押尾学再逮捕、薬物入手経路の解明なるか?
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先の裁判でからくも執行猶予5年で実刑を免れた押尾学に再逮捕状がでた。
(以下日テレニュース)
警視庁は4日夜、合成麻薬「MDMA」を部屋で一緒に飲んで死亡した女性にMDMAを譲り渡した麻薬取締法違反の疑いで、元俳優・押尾学容疑者(31)の逮捕状を取った。
押尾容疑者は今年8月2日、東京・六本木のマンションでホステス・田中香織さん(当時30)と一緒に合成麻薬MDMAを飲み、田中さんは数時間後に薬物中毒で死亡した。押尾容疑者はこれまでの警視庁などの調べやMDMA使用の罪に問われた裁判の中で「田中さんに勧められて飲んだ」などと、MDMAは田中さんからもらったと主張していた。しかし、当日の押尾容疑者の行動や知人の証言などから、警視庁は押尾容疑者が田中さんにMDMAを譲り渡した疑いが強まったと判断し、麻薬取締法違反の疑いで押尾容疑者の逮捕状を取った。
押尾容疑者はMDMAを使用した罪で、先月、懲役1年6か月、執行猶予5年の有罪判決を受けて刑が確定していたが、警視庁はその後も田中さん死亡の経緯などについて捜査を進めていた。
(転載ここまで)
遂にというかようやくの再逮捕。これで押尾君はめでたく塀の内側に転落が決まった。実際は裁判が終わるまで確定はしないが、11月の判決は懲役3年執行猶予5年で確定しており、裁判は別だがどうみても再度の執行猶予は厳しい。で、もしこの件で新たに有罪になったりすると、執行猶予は取り消されてその分の1年6月も加算されるから、つまり最低でも4〜5年以上の実刑が予想できるわけだ。
当初流れていた情報では、女性が倒れているのに救助を求めなかった保護責任者遺棄致死容疑で立件されるのではと噂されていたが、それよりもMDMAの入手で先に立件できる目途がついたということなのだろう。
無論、引き続き保護責任者遺棄致死容疑で更に再逮捕される可能性もあるから、併せて起訴されれば最高で懲役20年にもなろうかというとんでもない重罪となる。たとえそこまでいかなくとも、もはや10年ほどの懲役暮らしは避けがたくなってきた。懲役も8年以上になるとL級といって最初から累犯刑務所に入れられるから、私がいた黒羽などに比べたら扱いも相当きついだろう。
しかも今回、警察が入手ルートを確定させたとなると、当然ながら押尾に薬物を流していた人間の逮捕も視野に入っており、この先何人もが芋蔓式に引っ張られる可能性があり、既にマネージャーや数人の逮捕状がでている模様だ。
それにしても、押尾君も一度は塀の内側から生還できたと思ったのに、再度またあの留置場・東京拘置所に収監されるとはなんとも気の毒。しかも今回はム所への長い長い片道切符が見えている。
押尾君とは何の面識もないし、犯した罪に同情の余地はないが、あの塀の中の辛さを知るものとしては、裁判時真っ白だった彼の髪はどうなってしまうのだろう、などとものの哀れを感じてしまうのだった。