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本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

元書記官に懲役11年は妥当なのだろうか


  
詐欺罪に問われた元書記官に懲役11年の判決が出た。

各紙に記事が載っているが、産経中国新聞の記事が対照的なのが面白いのでご紹介しよう。 

 

 <元家裁書記官詐欺事件で懲役11年の判決 さいたま地裁>2010.3.25 15:19



 偽造判決書などを使って現金計約7000万円をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた元京都家裁書記官、広田照彦被告(37)の判決公判が25日、さいたま地裁で開かれた。田村真裁判長は懲役11年(求刑同15年)を言い渡した。



 起訴状によると、広田被告は平成19年2〜12月、偽造の判決書や督促状を使い、神戸法務局供託金成年後見制度を利用する女性の遺産など約6600万円を詐取。20年9月には偽造の判決書を使って振り込め詐欺に使われた口座凍結を解除し、現金約400万円を詐取するなどした。

(MSN産経より転載





 <貧しい生活、仕事に失望 反省繰り返した元書記官> '10/3/25



 詐欺罪などに問われ、さいたま地裁で懲役11年の判決が言い渡された京都家裁元書記官の広田照彦被告(37)。公判では、幼少期の貧しい生活や、職場の実態を知り書記官の仕事に失望していく過程が明らかになった。



 弁護側の最終弁論などによると、広田被告は幼いころ、母、祖母と3人で風呂のないアパートで生活。貧しい暮らしから抜け出そう

努力して京都大法学部に合格し、1996年に裁判所事務官となった。



 2000年には家族のために住宅ローンを組み、京都市内に約3千万円のマンションを購入。ところが、母と祖母は不仲になり、祖母が病気になったこともあって家族は次第に離れ離れに。



 職場でも、遅刻した上司が定時出勤を偽装したり、「債務名義なんて偽造すればいいんや」などと発言したりするのを目の当たりにし、仕事への失望感を強めていったとみられる。



 公判では「申し訳ない」と反省の言葉を繰り返した広田被告。田村真裁判長は判決理由で「動機に酌量の余地はない」と指摘する一方、「刑期を終えてからやり直すことはできる」と広田被告に語り掛けた。

(47 中国新聞より転載)





 産経新聞は記者の主観も何もない、恐らくは共同通信の記事を丸写ししたレベルだが、中国のは結構記者の同情が感じられる。



 朝日の今朝の記事もなんとなく同情が垣間見える記事であったが、これは何故なのだろう?記者達は書かないが、裁判所内部には余程腐った連中が数多くいるのではないか?



 やったことは大胆不敵、法の盲点を突くもので、専門知識と部署にいなければ出来ない芸当で、裁判所に対する信頼を失墜させた、というのも分かるが、相次ぐ冤罪事件の発生元として、そんなに云うほど裁判所に信頼なんてあるのか、という気もする。



 最初の事件はともかくとして、あとのものは結局隠蔽工作を続ける内に、泥縄的に手を染めていったものなのだろう。私もそうだったから、なんとなく分かる気がする。記事からすると、勉強が好きでマジメな小心者というイメージが感じられるのだ。



 それにしても懲役11年。正直、今回の事件の額としては重過ぎるが、裁判所内部にいた者としての「見せしめ」の意味が強いのではないか。偽札作りなどもそうだが、国家に挑戦したりする罪は初犯からかなり重いのだ。



 初犯だし、どうみても模範囚になるだろうから黒羽だろうか。裁判長は「刑期を終えてからやり直すことはできる」などと軽々しく云うが、3ピンで出られたとしても8年だ。それだけ過ぎると世の中も大きく変わっていて、もはや仕事につくことも出来ないだろう。それだけ頭がよければ、先に希望がないのも想像がつくから、モチベーションを維持するのも容易ではないだろう。



うーん、それにしてもなんだか11年はやはり重すぎる気がしてならないのだが、どうなのだろうか・・・


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