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本間 龍のブログ

原発プロパガンダとメディアコントロールを中心に、マスメディアの様々な問題を明らかにします。

刑務所の休日はどうなっているか?

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 今日はシルバーウイークにちなんでム所の休日について書いてみよう。



 拘置所刑務所の勤務体制は公務員に準じているので、対外的な業務は土日祝日休み。一部の例外を除いて面会も出来ない。また、差し入れなどの受付業務も休みとなり、手紙などの検閲作業も停止となる。だから連休前に出した手紙類は下手をすると届くまで10日前後かかることもある。また余程重篤な状態でない限り医務回診も行われないので、長期連休の時期によく救急車騒ぎが起きる。



 ただ当然ながら内部の監視活動は365日24時間休みナシだ。工場は稼働しないが受刑者にメシを食わせなければならないので、給食作業は実施される。



 また、慰問活動などは土曜に実施されることが多いので、その場合講堂に全受刑者を集合させる関係上監視のため出勤しなければならない。特に若い刑務官たちにはなかなか週休2日制とはいかないだろう。



 では受刑者側からみると休みは楽かといえばそうとばかりもいえない。休日は自分の部屋から一歩も出られない缶詰状態になるからだ。



 休日の起床は平日より1時間遅く朝7時30分。工場への出役はないから12時の昼食、16時の夕食(休日は夕食時間が早まる)を

いただくしか行事はなく、21時の就寝は変らない。雑居は10時〜12時、13時〜15時の間もテレビが見られるが、独居は18時まで待たなければならない。雑居が優遇されるのは、視聴時間に差をつけて不平不満を和らげるためだ。実際、「TVが多く見られるから」という理由だけで雑居を希望する者も多い。



 まだ週末の休みはいいとして、年末年始やGWなどの長期連休が大変だ。なぜならその間、入浴を除いて5日も6日も自分の部屋から全く出られないのだから、運動不足を通り越してフォアグラ状態になってしまう。



 独居(独房)の場合横幅約2メートル、縦4メートルほどの空間しかない。四畳半より狭い空間から(入浴以外)一週間一歩も外に出られない。それでも一人ならまだマシで、過剰収容対策のため、そこに2名で押し込まれている場合は更に悲惨だ。一週間、寝ても覚めても他人と近接する生活を想像して頂けるだろうか?



 また、雑居も6人用の部屋に9、10人が詰め込まれているから、連休中はストレスが高まってよくケンカが起きる。

狭い空間にモルモットを4匹も5匹も突っ込めば必ず殺し合いが始まるのと同じである。だから黒羽では連休中午前・午後各2時間程度の映画を上映し、なるべく受刑者のストレスが高じないようにしていた。



 長期の連休明けは医務やケンカによる懲罰が激増するといわれている。防止のためには連休中も運動場に連れ出すなどの措置があればよいのだが、刑務官を休日出勤させる予算がないのでそれも出来ない。この先人件費が増加するとは思えないので、この状況が改善される可能性は皆無に近いのではないか。

 この過剰収容問題について法務省は平成20年度に初めて収容率が全体で100%を割ったと発表したが、これは昨年新しいPFI(半官半民経営)刑務所が4箇所出来たためで、現場ではまだ全く解決されていない。